2026年に行われたISUの大規模なルール改正以降、コンビネーションの勢力図は一変しました。それまでジャンプシークエンス(2つ目のジャンプにアクセルジャンプを跳ぶ連続技)は、基礎点合計に「0.8倍(80%)」の係数が掛けられるという重いペナルティが存在していました。
しかし、この係数が撤廃され基礎点100%が満額付与される改定が実施されたことで、状況は劇的に変化しました。着氷後にステップを入れて前を向き、そのまま助走なしでダブルアクセル(2A)やトリプルアクセル(3A)を跳ぶシークエンスが、トップ選手の必須戦術へと昇華したのです。
例えば、男子シングルで「4回転トウループ+3回転アクセル(4T+3A+SEQ)」を成功させた場合、基礎点だけで17.50点に達します。これは従来の4T+3T(13.70点)を遥かに凌駕するスコアであり、後半の1.1倍ボーナスエリアに配置すれば、単独で異次元の得点源となります。前向き踏切特有の爆発的な推進力を生かすこの戦法は、2026年現在のフィギュア界において最も勝率を高めるトレンド構成として定着しています。