かつての姿を現代に伝える東御門や巽櫓(たつみやぐら)、そして坤櫓(ひつじさるやぐら)。伝統的な木造工法で忠実に復元されたこれらの建築は、職人たちの技の結晶だ。中に入れば、香ばしい木の香りが漂い、江戸時代の建築美が目を楽しませてくれる。
さらに注目すべきは、近年導入されたAR(拡張現実)やVR技術の進化だ。スマートフォンや専用デバイスをかざせば、目の前の空に幻の5重7階の大天守が突如として現れる。CGで再現された城下町の喧騒と、風にそよぐ目の前の樹々。過去と現代が地続きでつながるような没入感は、大人から子どもまでを魅了してやまない。