なぜ日本社会は、これほどまでにこの二人の動向に注目し、時には重ね合わせて語りたがるのだろうか。それは、日本の地方が抱える「少子高齢化」や「過疎化」という暗いニュースに対する、強烈なカウンターカルチャーだからに他ならない。
「岩手だからできない」ではなく、「岩手だからこそ育まれた」独自の感性と強さ。大自然に囲まれ、のびのびと育った彼らのプレースタイルや仕事への向き合い方には、どこか共通する「しなやかさ」と「芯の強さ」がある。都会の喧騒から離れた場所で培われた純粋な情熱が、世界という巨大な舞台で花開いた瞬間を、私たちは目撃しているのだ。