平日の午後3時という、本来であればアイドルタイムと呼ばれる時間帯であっても、店内の熱気が冷めることはない。カウンター席には、仕事合間に長年通い続けるスーツ姿の常連客と、大きなバックパックを傍らに置いた外国からの旅行者が肩を並べて並んでいる。
「週に3回は来ないと落ち着かないんです」と語る30代の地元会社員は、一杯の丼を見つめながら笑顔を見せる。一方、フランスから訪れたというカップルは「SNSで見てずっと憧れていた。スープの深みが想像を超えている」と興奮気味に語った。世代や国境を超えて同じ美味しさに舌鼓を打つ光景は、現代のラーメン店が持つ新たな可能性を物語っている。