近年、市場規模を急速に拡大させている障害福祉サービス産業だが、その急速な成長の陰で現場の質的担保と人材不足が深刻な影を落としている。事業所の数が劇的に増える一方、専門的な知識と経験を持ったスタッフの確保が追いついていないのが現実だ。
地域において放課後等デイサービスへのニーズは増え続けており、定員に余裕がない状態で運営を続ける事業所も少なくない。しかし、人員繰りが限界に達した職場では、ダブルチェックの省略や確認作業の簡略化が常態化しやすくなる。このようなビジネスの拡大スピードと現場の負担増との歪みが、悲劇を誘発する下地になっているという指摘は多い。