手術の成功は、治療全体の半分に過ぎない。残りの半分は、患者自身が自らの身体機能を取り戻すプロセス、すなわちリハビリテーションにある。単に「歩けるようになる」ことだけを目指すのではない。旅行に行きたい、孫と遊びたい、スポーツを再開したいといった、個人の具体的な目標に焦点を当てたプログラムが組まれる。
医師、理学療法士、看護師が一体となったチーム医療が、患者のモチベーションを維持する上で決定的な役割を果たす。痛みが消えた後の喜びを共有し、一歩一歩前進するプロセスを支える温かい眼差しが、リハビリ室には満ちている。患者が主体的に治療に参加する姿勢を引き出すことこそが、真の回復への近道なのだ。