「飲むだけで体の数値が整う」と話題の食塩無添加トマトジュースですが、その健康効果は単なるイメージではなく、確かな生化学的根拠に裏打ちされています。最大の立役者は、強力な抗酸化作用を持つリコピンと、アミノ酸の一種であるGABA(γ-アミノ酪酸)です。
まず注目すべきは、善玉コレステロールを増やすリコピンの働きです。リコピンは活性酸素を除去し、血中の余分なコレステロールを回収するHDL(善玉)コレステロールの生成を促進します。継続的な摂取によって血中コレステロールバランスが改善することは、多くの臨床試験で確認済みです。
さらに、血圧高めの改善理由として決定的なのがGABAの存在です。GABAは交感神経の働きを鎮め、血管を収縮させるノルアドレナリンの分泌を抑制することで、血管を拡張させて穏やかに血圧を降下させます。加えて、豊富に含まれるカリウムによるむくみ解消作用も見逃せません。カリウムが体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を促すため、塩分の摂り過ぎによる水分の滞留や血管への圧迫を防ぐ相乗効果を生み出しています。