現在、最も分かりやすい区別の基準となっているのが、会場のレイアウトと観客の姿勢だ。パイプ椅子や固定席に座り、ステージ上の演出をじっくりと堪能するスタイルは、依然としてコンサートと呼ばれることが多い。音響の響きや、緻密に計算された照明演出が主役となる。
対して、オールスタンディングで観客が身体を揺らし、アーティストと一体となってカオスを作り出す空間は、紛れもなくライブだ。ここでは、完璧な演奏よりも、その場でしか生まれない「ハプニング」や「熱量」が重視される。汗と摩擦、そして耳をつんざく爆音がその象徴だ。