飲食店の厨房責任者や給食受託企業の現場担当者を対象にした取材や現場ヒアリングでは、ブラストチラー導入後にオペレーションが激変したという声が多数挙がっています。
都内イタリアンレストランのオーナーシェフは取材に対し、「以前は仕込んだ大鍋のソースを氷水に当てて何十分もかき混ぜて冷やしていた。この作業だけで1人のスタッフが拘束され、氷代も水道代もかさんでいた。ブラストチラー導入後は、熱々のホテルパンのまま放り込んでボタンを押すだけになり、仕込み時間が1日あたり約1.5時間浮いた」と証言しています。
一方で、現場の失敗談として頻繁に聞かれるのが「芯温プローブの差し込み位置のミス」です。食材の中心部に正しくセンサーが刺さっていないと、表面だけが冷えて内部の温度が下がり切らないまま冷却完了と判定されてしまうケースがあります。機器の性能だけに頼るのではなく、正しい使い方と測定ルールの標準化が運用上の前提条件となります。