SNSや健康系Webメディアにおいて、オリーブオイルの扱い方に関する真偽不明の情報が飛び交っています。ネット上の代表的な反応や疑問について、科学的知見から検証します。
ネット上でよく見られるのが「オリーブオイルは加熱調理すると酸化して危険」という説です。しかし実際には、オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は一価不飽和脂肪酸であり、熱に対して非常に強い構造を持っています。サラダ油(リノール酸主体)と比較しても熱酸化安定性に優れており、通常の揚げ物や炒め物で有害物質が急増することはありません。ただし、極上の風味を楽しむためには、加熱用と仕上げの生食用で使い分けるのが最も合理的です。
また、「冷蔵庫に入れたら白く固まった。偽物や不純物が入っているのでは?」という不安の声も散見されます。これは完全な誤解であり、オレイン酸は約10℃以下になると白く結晶化して固まる物理的性質を持っています。むしろ、冷蔵庫に入れてもまったく固まらないオイルの方が、他の安価な植物油を多量に混ざり込ませた偽物の可能性を疑うべきです。常温の室温に戻せば自然に透明な液体に戻り、品質にも問題はありません。