1990年、日本弁護士連合会の会長に就任した彼は、司法改革の先頭に立って業界内に大きな変革の風を吹き込んだ。従来の閉鎖的になりがちだった司法・法律界に対し、市民に開かれた裁判や弁護士制度のあり方を力強く提言。法律家が象牙の塔に閉じこもるのではなく、社会の痛みに直接寄り添うべきだというメッセージを発信し続けた。
彼の革新的なアプローチは、旧態依然とした業界内に強い波紋を広げた。賛否両論が巻き起こる中でも姿勢を崩さず、司法を国民の手にとり戻すための議論を加速させた。その改革精神は、現代の法制度設計や弁護士の倫理観にも脈々と受け継がれている。