結論から明かすと、御嶽海がこれまでに達成した幕内最高優勝回数は通算「3回」である。この「3度」という数字の裏には、相撲界の歴史を塗り替える壮絶な戦いと、ファンを熱狂させた電撃劇が凝縮されている。
最初の賜杯を手にしたのは2018年7月場所(名古屋場所)だった。出羽海部屋としては1972年夏場所の長谷川以来、実に46年ぶりとなる悲願の優勝。平成生まれの日本出身力士として存在感を一気に高めた瞬間でもあった。続く2度目は2019年9月場所(秋場所)。本場所14日目まで激しい優勝争いを繰り広げ、優勝決定戦で貴景勝を破り、12勝3敗で見事に賜杯を抱いた。
そして日本相撲協会のみならず全国の相撲ファンを歓喜させたのが、3度目の賜杯となった2026年1月場所である。13勝2敗という圧巻の成績で千秋楽を締めくくり、名実ともに頂点へ上り詰めた。