Kis-My-Ft2の武器といえば、言わずもがなローラースケートだ。しかし、2026年のツアーで彼らが見せたのは、単なるノスタルジーや力技のパフォーマンスではない。広大なドームのメインステージからバックステージまでを縦横無尽に駆け抜けるスピード感はそのままに、進化を遂げたLED演出や高精細プロジェクションマッピングがその軌跡を鮮やかに彩る。
曲の展開に合わせて刻一刻と変化する照明のラインと、メンバー6人が描くフォーメーション。車輪が床を擦るかすかな音すらも演出の一部へと昇華させるような、研ぎ澄まされた精度。長年積み重ねてきた身体感覚があるからこそ成立する表現の次元に、観客は息をのむばかりだ。