日本の音楽業界において、桑田佳祐が残してきた足跡は前人未到のスケールを誇る。ミリオンセラーを記録し、歴史的名曲として国民の心に刻まれた『TSUNAMI』。そして、自ら監督を務め、音楽史に残る名盤サントラを生み出した映画『稲村ジェーン』など、彼が手がけた作品群は時代のアイコンとなってきた。
彼の真骨頂は、本格的なロックのダイナミズムと、昭和歌謡の切なさを融合させた唯一無二のメロディセンスにある。日本語の歌詞を英語的なリズムに乗せる革命的な歌唱法は、その後のJ-POPのあり方を根底から変えた。ジャンルの枠を軽々と飛び越え、ヒット曲を生み出し続ける姿は、まさにリビングレジェンドの称号に相応しい。