ブラジルへの渡航計画を立てる際、最も留意すべきなのが雨季と乾季の時期の違いです。南半球に位置するため日本とは季節が逆転しますが、地域によって雨季のタイミングが異なる点には注意を払う必要があります。
中南部(サンパウロ、リオデジャネイロ、ブラジリアなど)では、夏にあたる11月〜3月頃が本格的な雨季となり、冬にあたる5月〜9月頃が乾季となります。一方、北東部沿岸(サルヴァドールやレシフェ)では4月〜7月頃の秋・冬期に降水量が増加するという独特の気候パターンを持ちます。アマゾン流域のマナウス周辺は年間を通じて高温多湿ですが、12月〜5月が特に降水量の多い雨季と定義されます。
雨季の現地で警戒すべきは、午後から夕方にかけて突発的に発生する「Pancadas de chuva de verão(夏のスコール)」です。わずか30分から1時間程度の間に道路が冠水し、激しい雷と突風を伴います。雨季に滞在する場合は、折りたたみ傘だけでなく防水性能の高い靴やバッグカバーを常備し、雲行きが急変した際は無理に移動せず頑丈な商業施設内へ避難することが推奨されます。