プロデューサーであるSweet Williamとの協働作品は、日本語ヒップホップの歴史において決定的な転換点となった。ジャズやソウル、ボサノヴァなどの要素を取り入れた洗練されたトラックと、泥臭くも叙情的なラップの融合は、シーンに強い衝撃を与えた。
二人の生み出すサウンドは、聴き手に情景を鮮明に思い浮かばせる。部屋の明かりを落とした深夜、雨の日のドライブ、一人で歩く帰り道。そうした個人的な時間と空間に、彼らの音は驚くほど自然に溶け込む。アグレッシブなバトル志向のラップとは一線を画す、メロウでありながら鋭利な表現力は、サブカルチャー層や普段ヒップホップを聴かない層へも波及した。