彼女のルーツを辿ると、デビュー曲『PONPONPON』や世界的ヒット曲『原宿いやほい』に見られる独自の美的感覚に行き着く。プロデューサー・中田ヤスタカが手がける中毒性の高いサウンドと、毒のあるビジュアル世界の融合。それこそが「原宿系カワイイカルチャー」の真骨頂だった。
一見すると対極にある「カワイイ」と「変顔」。だが原宿文化においては、奇抜さや不気味さもまた表現の一部だ。ただ綺麗なだけでは終わらせない。ナンセンスでシュールなユーモアを混ぜ込むことで、彼女は唯一無二のアートスタイルを確立したのである。