新春の国民的行事である「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」においても、河村亮さんは中継を支える大黒柱でした。往路・復路の重要区間や各中継所、そしてフィニッシュの大手町など、数々の名場面でマイクを握りました。
河村アナの箱根駅伝実況の特徴は、徹底した事前取材に基づく選手一人ひとりへの深いリスペクトにありました。タスキを渡す瞬間の苦悶の表情、走者と監督の間に流れる目に見えない絆、怪我を乗り越えてスタートラインに立ったランナーの歩みなど、数字やタイムだけでは表せない人間ドラマを温かい言葉で紡ぎ出しました。
冷え切った新春の風の中を駆け抜ける学生たちの姿に寄り添い、時に涙を誘うような情緒あるフレーズで視聴者を引き込む実況スタイルは、箱根駅伝が国民的コンテンツとして愛される大きな原動力となりました。