一命を取り留めた後に待っていたのは、地道で過酷なリハビリテーションの段階だった。脳梗塞によって一度損傷を受けた神経回路を補うには、地道な機能訓練を愚直に重ねるほかない。磯野氏は言語療法や理学療法に正面から向き合い、言葉を取り戻し、身体のバランス感覚を再生させる努力を続けた。
彼女が再びカメラの前に立ち、お茶の間に笑顔を届けられるようになるまでの道のりは、同じ病に苦しむ患者やその家族に計り知れない希望を与えた。復帰後の番組で見せた軽快なトークの裏には、諦めずにリハビリと向き合い続けた不屈の精神と、専門医療スタッフによる手厚いサポートが存在していたのだ。