この衝撃は日本国内に留まらない。翻訳版やアニメを通じて世界中に広がった『アルスラーン戦記』のコミュニティでも、結末に対する落胆の声は共通している。海外のフォーラムでは、「数十年追いかけた結果がこれなのか」という嘆きが英語やフランス語、中国語など多言語で書き込まれている。
国境を越えて愛された作品だからこそ、その幕引きがもたらした波紋もまた世界規模だった。ある海外のレビュアーは「これは悲劇ではなく、単なる放棄だ」と厳しい言葉を寄せている。ファンが求めたのは完璧なハッピーエンドではなく、せめて納得のいく「納得感」だったのだ。