報道を受け、原田龍二陣営が取った初動対応は極めて迅速でした。記事発売の翌日である2019年5月31日、急遽都内のスタジオで単独の謝罪記者会見がセットされました。芸能界の不倫会見といえば、用意された原稿の棒読みや保身に終始する言い訳、質問を遮る広報の介入などが通例でしたが、原田の会見はその常識を根底から覆すものでした。
約50分間にわたって立ったまま行われた会見で、原田は終始深々と頭を下げ、報道陣からの容赦ない追及に対して逃げることなく正面から回答を続けました。「性欲が強いのか」「車中での行為は事実か」といったプライバシーの極限に踏み込む屈辱的な質問に対しても、原田は目をそらさず次のように答えています。
「自制心が足りなかったとしか言いようがありません。軽率極まりない行動でした」
保身の言葉を一切挟まず、滝のような汗を流しながら自らの過ちを丸裸にして認める姿は、報道陣や視聴者に強烈なインパクトを残しました。SNSやネット掲示板では当初、猛烈なバッシングが吹き荒れていたものの、会見が進むにつれて「言い訳をしない潔さ」「ここまですべてを白日の下に晒した会見は前代未聞」といった論調へと変化していきました。
危機管理広報の専門家からも、この会見は「過ちを矮小化せず、全責任を背負い込んだことでネット上の追及意欲を削いだ稀有な事例」として高く評価されました。もちろん行為そのものが肯定されたわけではありませんが、嘘をつかず事実を直視した姿勢が、最悪の芸能界追放シナリオを回避する第一歩となったのは紛れもない事実です。