SNSの普及と個人のエンパワーメントにより、消費者の購買行動も変化した。機能や価格の差がほとんどなくなった世界で、人々は「誰がそのサービスを作ったのか」「誰がそのメッセージを発信しているのか」というストーリーにお金を払う。
ビジネスの現場でも同様だ。どんなに優れた提案書であっても、AIが生成した無機質なものであれば買い手の心は動かない。提案者の過去の失敗談、泥臭い情熱、あるいは言葉の端々に宿る「体温」が、最終的な決定打となる。スキルや資格のコレクションを誇る時代は終わり、自らの生き様そのものが価値となる時代が到来している。