「本当にガッカリ名所なのか?」——その真相を探るべく現地を取材した。予備知識なしに訪れれば、確かにそのコンパクトさに肩をすかされるかもしれない。だが、視点を少し変えるだけで風景は一変する。かつてコンクリートに埋もれていた周辺は再整備され、現在のはりまや橋公園には、かつてのせせらぎを再現した親水空間や、江戸・明治・昭和・平成の各時代を象徴する橋の復元物が集結している。
現在の現地では、スマートフォンを活用した音声ガイドやAR(拡張現実)技術を活用した展示が拡充されている。橋の地下に広がる展示スペースへ足を踏み入れれば、旧はりまや橋の親柱や歴史的資料が眼前に現れ、かつて城下町として栄えた高知の都市形成の歩みが立体的に浮かび上がる。ただ「見るだけ」の場所から、「歴史の奥行きを肌で感じる体験型スポット」へと劇的な進化を遂げていたのだ。