アウターや寝具の品質表示タグを見ると「ダウン90%・フェザー10%」という表記を頻繁に見かけます。これこそが、防寒性と耐久性を両立させる究極の黄金比率です。
そもそもダウン(羽毛)は水鳥の胸元にあるタンポポの綿毛のような芯のない毛で、空気を大量に含んで熱を逃がさない性質を持ちます。対するフェザー(羽根)は湾曲した羽軸を持つ硬い毛です。一見すると「ダウン100%のほうが暖かいのでは」と思われがちですが、ダウンだけでは弾力性が足りず、着たり寝返りを打ったりする圧力で潰れて空気が抜けてしまいます。
フェザーが10%ほど混ざることで適度なコシと復元力が生まれ、潰れた空気の層が瞬時に元のふくらみを取り戻します。ダウンジャケットを選ぶ際は、最低でもダウン70%以上、極上の暖かさと軽さを求めるならダウン90%の基準を死守するのが鉄則です。