台風16号がもたらす脅威は強風だけにとどまらない。極めて低い中心気圧を維持したまま接近するため、暴風、大雨、そして高潮が同時に襲いかかる「トリプルリスク」への厳重警戒が必要となる。
猛烈な風によって看板が飛び、電柱がなぎ倒されるような大規模停電のリスクは高い。さらに、台風本体から離れた場所でも、暖かく湿った空気が秋雨前線を刺激することで「線状降水帯」が形成されるおそれがある。河川の氾濫や土砂災害は、台風が最接近する前の段階から突如として発生する。夜間に浸水が始まると避難は一気に困難になるため、明るいうちの行動が運命を分ける。