2016年4月、週刊誌の紙面を飾ったスクープは瞬く間にSNSやワイドショーを駆け巡った。7夜連続での密会やアジア風居酒屋での睦まじい姿、そして手繋ぎデートの写真——。当時、国民的知名度を誇る人気グループHey! Say! JUMPの主要メンバーであった中島裕翔と、ドラマやCMに引っ張りだこだった演技派女優の吉田羊という組み合わせは、あまりにも唐突であり、かつ劇的であった。
報道直後から、ネット上では賛否両論の嵐が巻き起こった。特にファンの間ではショックと困惑が広がり、一部からは過激な批判の声も上がった。芸能事務所側の対応や、その後のテレビ番組への出演見合わせ、CM契約への影響など、当事者たちが支払わされた代償は決して小さくはなかった。しかし、この騒動の背景にあったのは、単なるゴシップ記事のセンセーショナリズムだけではない。当時の芸能界における強固な事務所主導の管理体制と、タレントのプライベートに対する過剰な干渉という実情であった。