実は、現在親しまれている物語は、2007年の大規模リニューアルを経て生まれ変わった二代目の姿だ。オープン当初の「シンドバッド・セブンヴォヤッジ」は、より原作に近い猛々しい冒険譚であり、巨大な魔人や怪鳥と戦うダークでシリアスな世界観が前面に出されていた。
しかし、ディズニーが選んだのは「戦う英雄」ではなく「心を通わせる旅人」への転換だった。宝物を求めて海へ出るのではなく、人と出会い、友情を育み、本当の財宝を見つけるストーリーへの再構築。この改変により、老若男女誰しもが共感できる温もりあふれる大冒険へと進化を遂げたのだ。