従来のスポーツクラブといえば、試合の勝ち負けやレギュラー争いが付きものだった。しかし、ここでは少し勝手が違う。クラスに漂うのは、他人と比べるのではなく「昨日の自分」を超えることを楽しむ独特の空気感だ。
「勝ち負けを意識しすぎると、運動が得意でない子はすぐに苦手意識を持ってしまいます」。現場で指導に当たるコーチは語る。できない動作を罰するのではなく、少しでも姿勢が良くなったり動きがスムーズになったりした瞬間を逃さず褒める。この小さな成功体験の積み重ねが、運動への恐怖感を払拭し、子どものやる気スイッチを劇的に押し込むのだという。