細口のステンレスボトルが主流になったことで、昔ながらの3cm角氷の出番は確実に減った。氷が入らないからと無理に押し込んだり、わざわざ包丁の背やアイスピックで砕いたりするのは朝の貴重な時間を奪う。1cm角前後のミニ氷であれば、スリムなマイボトルの口にも引っかかることなく、滑り台を滑るようにサラサラと吸い込まれていく。
もうひとつの決定的な強みが「冷却速度」の圧倒的な速さだ。氷は表面積が広くなるほど熱交換の効率が跳ね上がる。沸かしたてのお茶や淹れたての熱いドリップコーヒーに投入すれば、わずか数十秒で氷点下近くまで急冷可能だ。冷凍庫に入れてから凍結するまでの時間も、通常の氷が4〜6時間かかるのに対し、小粒トレイなら1時間半から2時間程度でカチカチに仕上がる。氷を切らしてしまった緊急時にも心強い味方だ。