SNSや知恵袋などで「器具を買わずにプラスナップを取り付けたい」という相談が頻繁に見受けられます。本来、カシメ型の樹脂スナップにはプラスチック製スナップボタン打ち具や専用ハンディプレスが必要ですが、工具なしで済ませる裏ワザはあるのでしょうか。
結論から言えば、プラスナップ付け方専用ハンディプレスなしで作業する場合、ペンチや金槌で無理やり潰す方法はおすすめできません。ピンの中心が斜めに潰れて噛み合わせ不良を起こし、外れなくなったり生地を傷めたりする原因になります。
工具を持たない場合の最も安全かつ確実な解決策は、各手芸メーカーや100円ショップが展開している「ワンタッチプラスナップ」を選択することです。生地に目打ちで小さな穴を開け、ヘッドの突起を差し込んで裏側からパーツを指で「パチン」と音がするまで強く押し込むだけで、プレスマシンと同等の固定力が得られます。
100均スナップボタン付け方の実用性を検証したところ、ダイソーやセリアで手に入るワンタッチタイプは、対応生地の厚み(目安:薄地〜普通地で約0.8〜1.2mm前後)さえ守れば、日常の洗濯に耐えうる優れた保持力を発揮することが確認できました。厚みが足りない薄手生地の場合は、無理に押し込まず後述の補強布を1枚挟むのがグラつきを防ぐ秘訣です。