感覚論ではなく科学的な数値でそのポテンシャルを測るため、身体活動の強度を表す国際的指標「METs(メッツ)」をもとに、踏み台昇降の消費カロリーと脂肪燃焼を算出します。国立健康・栄養研究所が公開している「身体活動のメッツ表」によると、自宅で行う一般的な昇降運動(軽度〜中等度)の強度は約4.0〜5.5 METsに分類されます。
消費エネルギー(kcal)は「1.05 × METs × 時間(h) × 体重(kg)」の計算式で求められます。例えば体重55kgの成人が、5.5 METsの強度で30分間実践した場合、消費カロリーは約159kcalとなります。体脂肪1kgを燃焼させるために必要なエネルギーは約7,200kcalとされているため、食事条件を一定に保った場合、30分の運動を毎日継続して1ヶ月(30日)で消費できるカロリーは約4,770kcal、純粋な体脂肪換算で約0.66kgの純脂肪減少に相当します。
他の一般的な有酸素運動との比較データを以下の表にまとめました。
データが明確に示す通り、踏み台昇降はウォーキングを大きく上回る運動強度を誇りながら、ジョギングのように着地時の衝撃(体重の3〜4倍)が膝にかかりません。自重を持ち上げる「垂直方向の負荷」が加わるため、下半身の大きな筋肉群を効率的に稼働させ、基礎代謝向上を促す理想的なエネルギー消費構造を作り出します。