大通りの喧騒から一歩離れた雑居ビルの地下や、知る人ぞ知る細い路地の突き当たり。看板すら目立たない場所に、地元民が密かに通い詰める穴場店が存在する。こうした未公開級の隠れ家は、観光ガイドブックには滅多に掲載されないが、一口味わえばその実力に驚かされる。
店主ひとりで営むカウンターわずか6席のこぢんまりとした店舗では、一杯に対する狂気的なまでのこだわりが凝縮されている。自家製麺のもちもちとした食感、秘伝のタレに漬け込んだ燻製チャーシューなど、隠れ家だからこそできる贅沢な仕込み。こうした穴場を探し当てる楽しさもまた、三宮散策の醍醐味である。