中島みゆき本人の『宙船』は何が違う?Tokio版との差と提供秘話

中島みゆき本人の『宙船』は何が違う?Tokio版との差と提供秘話

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ネット上のQ&Aサイトや知恵袋などで頻繁に見受けられるのが、「中島みゆきはTOKIOの曲をカバーしたのか? それとも中島みゆきが原曲なのか?」という疑問だ。これについて、音楽ジャーナリズムの観点から事実関係を正確に整理しておく必要がある。

時系列として世の中にCDシングルとして先に出回ったのは2006年8月のTOKIO版であるため、一般リスナーの耳には「TOKIOのヒット曲」として初認された。しかし、楽曲の権利上および創作のルーツとしては、詞・曲ともに100%中島みゆき本人が書き下ろした完全なオリジナル作品である。中島みゆき自身のアルバム『ララバイSINGER』は同年11月にリリースされており、実質的には「TOKIOへの楽曲提供と、自身によるセルフカバーがほぼ同時並行で制作されていた」というのが真相だ。

したがって、「中島みゆきが他人の曲を借りて歌った」という解釈は明白な誤解であり、正しくは「生みの親が、自身のアルバムの魂として最初から骨身を削って紡ぎ出した作品」なのである。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。