週末の店内を見渡すと、客層の多様性に驚かされる。2000年代初頭のストリートブームをリアルタイムで通過した40代のコレクターと、SNSを通じてブランドを知った10代の若者が、同じドロップアイテムを前に言葉を交わす。さらに、アジア圏や欧米からのインバウンド客も絶えない。
東京のストリートファッションは、いまや世界中の人々にとって「文脈理解」を必要とする深いカルチャーだ。どのコラボレーションが過去のアーカイブへのオマージュなのか、どのグラフィックが90年代のスケートビデオからの引用なのか。知識を共有し、お互いのスタイリングを尊重し合うコミュニティのハブとして、この場所は機能している。