トマト缶を使った無水調理でありがちな失敗が、「酸味が強すぎて酸っぱい」「後味が物足りない」という悩みだ。失敗しないプロの隠し味と絶品仕上げのテクニックを押さえれば、素人でも一気にプロ級の味に仕上がる。
最大のポイントは、酸味とコクの黄金バランスをコントロールする隠し味にある。仕上げの直前に「バター10g」と「ウスターソース小さじ1」、そして隠し味として「蜂蜜または黒糖を小さじ半分」加えること。バターのマイルドな脂質がトマトの角立った酸味を包み込み、ウスターソースの複雑なスパイスがコクの奥行きを創出する。
さらに、火を止める直前に醤油を数滴垂らすと、香ばしさが引き立ち、日本人の舌に馴染む和の旨味が加わる。プロの料理人が実践するこのひと手間こそ、家庭のカレーを極上の逸品へと昇華させる決定打となる。