誰もが最も懸念した現場の被害状況についてですが、警察および前橋市の公式発表によると、幸いなことに職員および一般来庁者に直接的な切りつけによる死傷者は確認されませんでした。
刃物を振り回される直前に職員が距離を取り、適切な「さすまた」の構えや防犯マニュアルに基づいた行動を取ったこと、そして来庁者を速やかに退避させた判断が功を奏しました。避難の際に転倒したことによる軽微な擦り傷などを除き、流血を伴う惨事にならなかったことは不幸中の幸いと言えます。
しかし、白昼堂々と行政の窓口に刃物が持ち込まれたという事実は、居合わせた人々に計り知れない心理的トラウマを与えました。前橋市では事件後、現場に居合わせた職員や希望する市民に対するメンタルケアの窓口を設けるなど、精神的な被害への手当てにも追われています。