王寺駅前で長年取引を続けてきた地元住民や事業者の間では、統合当初に様々な反応が見られました。実際のユーザーの声と現場の実態を検証します。
「給料の引き出しや買い物前の現金用意は、王寺駅周辺のATMやコンビニで済むため日常生活に困ることはほとんどない」という声が多数派を占める一方、高齢層や個人事業主からは切実な意見も聞かれます。
「相続手続きや名義変更、事業用資金の相談など、どうしても書類を対面で確認してもらいたい時に、わざわざ生駒まで出向くのが億劫になった」「駅前にあった店舗がなくなったことで、銀行の存在感が薄れたように感じる」といった声です。特に生駒支店へ公共交通機関で移動する場合、王寺駅から近鉄生駒線で約25分〜30分を要するため、移動の負担感は否めません。
現場のリアルな実態として、日常的な決済や入出金はデジタルと駅前ATMで完全に代替できているものの、「非日常の複雑な手続き」が生じた際に心理的・物理的距離のハードルを感じる利用者が一定数存在することが浮き彫りになっています。