ダイビング界を席巻する一方、サーキットの過酷なスピードレースでも金字塔を打ち立てた。1966年に登場したイエマ・ラリーグラフ(YEMA Rallygraf)は、ダッシュボードのインストゥルメントパネルを模した特徴的なふたつのインダイアルを持ち、モータースポーツファンを熱狂させた。
このタイムピースを愛用した著名人の筆頭が、モータースポーツ界のレジェンド、マリオ・アンドレッティ(Mario Andretti)だ。彼は1969年のインディアナポリス500マイルレースで優勝を果たした際、このクロノグラフ(Chronograph)をその腕に装着していた。極限のスピードと精確なラップタイム計測が求められるトラック上で、彼の走りを支えた歴史的レースの記憶は、今なおファンの間で語り継がれている。