インド人はなぜ認知症が少ない?カレーの予防効果と統計に潜む真相

インド人はなぜ認知症が少ない?カレーの予防効果と統計に潜む真相

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インドにおける認知症の少なさが世界的な注目を集める契機となったのは、2000年代初頭に発表されたペンシルベニア大学とインド工科大学らによる大規模な共同疫学調査(バラルガル研究)でした。この調査では、インド北部ハリヤナ州の農村部バラルガルに暮らす65歳以上の高齢者と、米国ペンシルベニア州ピッツバーグの高齢者を長期追跡し、アルツハイマー病の新規発症率を直接比較しています。

分析の結果、インド農村部におけるアルツハイマー病の発症率は米国の同世代と比較して約4分の1(年間発症率約0.3%対1.3%)という劇的な低さを示しました。当時の医学界に大きな衝撃を与えたのは、遺伝的要因だけでなく、食生活をはじめとする環境因子の影響が極めて大きいと示唆されたためです。

その後行われた世界保健機関(WHO)の地域別調査やシンガポール国立大学によるアジア系高齢者を対象としたコホート研究でも、日常的にカレーを食べる頻度が高いグループほど認知機能テストのスコアが高く維持されている事実が報告されています。

木村 陽翔
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木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。