中森明穂さんの芸能活動を語る上で欠かせないのが、1987年12月に放送された日本テレビ系の単発ドラマ『妹・あきほ(シスター・ロンリー)』です。自らの生い立ちや姉への複雑な想いを投影したかのようなセンセーショナルな企画として大きな話題を呼びました。
その後、歌手デビューや写真集・イメージビデオのリリースなど、積極的なプロモーションが展開されます。しかし、これらの過激なメディア露出やプロデュース方針をめぐり、姉である中森明菜側への事前相談が十分でなかったことから、姉妹間や所属事務所間に大きな亀裂を生む要因となってしまいました。
さらに明穂さんを大きな悲劇が襲います。1988年、不慮の交通事故に遭遇し、足に重い後遺症を負う大怪我を負ってしまったのです。身体的なダメージと精神的な苦悩が重なり、タレントとしての継続的な活動は困難を極め、事実上の芸能界引退を余儀なくされました。