死亡説という極端な噂が現実味を帯びて受け止められてしまった背景には、彼女が過去に経験した過酷な闘病生活と長期にわたる活動休止期間が存在します。
中森明菜さんは2010年10月、重度の体調不良により無期限の芸能活動休止を発表しました。当時の主な原因は、過労や強いストレスが重なったことによる免疫力の著しい低下と、それに伴う重度の帯状疱疹(たいじょうほうしん)の発症でした。激しい神経痛と全身の倦怠感に苦しみ、当時は起き上がることすら困難な日々が続いたと伝えられています。
その後、2014年末の『NHK紅白歌合戦』へのサプライズ生中継出演や、2016年・2017年のディナーショー開催で劇的な復活を遂げたものの、2018年以降は再び公の場から姿を消すこととなりました。この「数年間にわたる沈黙」と「過去の重病報道」が結びつき、ファンの不安が憶測を呼び、やがて悪質な死亡説へと変貌していったのです。