上層から中層にかけて広がるメガフロアには、日本を代表するグローバル企業が中枢機能を構えてきた。航空業界を牽引するANAホールディングスや、ITサービス大手である富士通など、名だたる企業が拠点を置く理由は明快だ。ワンフロアあたり約850坪という圧倒的な無柱空間が、柔軟なレイアウトと部署間のスピーディーな意思疎通を可能にするからである。
ハイブリッドワークが定着した現代において、オフィスは「ただ作業する場所」から「人が集まり共創を生み出すハブ」へと変貌を遂げた。近隣に本社を置く日本テレビ放送網をはじめとするメディア企業やクリエイティブ関連組織との距離の近さも手伝い、この一帯は今や情報とビジネスが加速度的に交錯する知の結節点として機能している。