SNS告発の流れをさらに加速させ、既存メディアの枠組みを根底から揺るがしたのが、いわゆるガーシーこと東谷義和氏による暴露動画の連発だった。アテンダーとして業界の裏側を知り尽くした人物からの実名リークは、トップ俳優や人気アーティストを巻き込む大騒動へと発展した。
地上波テレビが報じないスキャンダルが、ネット配信を通じてダイレクトに消費者に届く構造が完成した瞬間である。ネット番組やABEMAなどの多様なプラットフォームが台頭する中で、視聴者は既存メディアがフィルタリングしてきた情報の裏側に直接アクセスする術を手に入れた。
暴露系コンテンツには根拠の薄い噂や私怨が混じり込む危険性も大いに存在した。しかし、それまでの芸能界が隠蔽してきた私生活の乱れや不適切な交友関係を白日の下に晒したインパクトは大きく、業界関係者に強い緊張感をもたらしたのは間違いない。