パルテノン大通りの一角で圧倒的な存在感を放つ屋内型テーマパーク、サンリオピューロランド。雨天にも左右されないこの魔法の空間が、テーマパーク・レジャー産業の常識を覆す大胆なアップデートを仕掛けている。創業者の辻信太郎氏が掲げた「みんな仲良く」という普遍的なフィロソフィーは、最新のデジタル技術と融合し、世界基準の没入体験へと進化を遂げた。
関係者への独自取材によって明らかになったのは、全館規模で進行する「ハイブリッド・イマーシブ構想」の全貌だ。株式会社サンリオが推進する空間演出の刷新では、AR(拡張現実)技術を用いたパーソナライズ型パレードや、夜間帯をターゲットにした大人向けカルチャープログラムの拡充が急ピッチで進む。かつての女児向けテーマパークという枠組みは完全に過去のものとなった。
「キャラクターの世界に足を踏み入れるだけでなく、ゲスト自身がストーリーの一部となる」。現地スタッフがそう語る通り、館内のライティングから音響設計に至るまで徹底的な再チューニングが施された。インバウンド需要の爆発的な拡大を見据え、多言語対応のインタラクティブアトラクションも続々と稼働。多摩の地にありながら、世界中のファンを熱狂させるカルチャー発信基地としての輝きは増すばかりだ。