最新の臨床データによると、エビ抗体陽性の患者のうち、実際にカニを食べても症状が出ない割合は約3割に上ることが分かってきました。これは、エビ特有の微量タンパク質にのみ反応するタイプの人々が存在するためです。つまり、分子レベルでのアレルギー検査が進んだ現代において、「甲殻類」という大雑把な括りで食事を制限することは、必ずしも適切とは言えなくなっています。
それでもなお、残りの7割近くは両方に反応を示すため、依然として高い警戒が必要です。血液検査(特異的IgE抗体価)の数値だけでは、実際に食べたときの症状を100%予測することはできません。ここに、アレルギー管理の難しさがあります。