現在の玩具業界において、クレープをテーマにしたプロダクトの充実ぶりには目を見張るものがある。なかでも絶大な支持を集めているのが、やなせたかし原作の国民的キャラクターが活躍する『それいけ!アンパンマン』のシリーズだ。セガトイズが手掛けるおもちゃは、未就学児でも直感的に遊べる工夫が凝らされており、注文ボタンを押すと音声が流れるギミックなどが親子連れの心を掴んで離さない。
一方、よりリアルでスタイリッシュなごっこ遊びを好む子どもたちには、タカラトミーが展開する『リカちゃん』ブランドのクレープショップが根強い人気を誇る。リアルな小物の質感や、ドレスを着たドールと一緒に店員さんになりきれる世界観は、少し成長した子どもたちの変身願望をしっかりと満たしてくれる。
さらに、エポック社の『シルバニアファミリー』からも繊細なデザインのクレープ移動販売車が登場しており、ミニチュアとしての完成度の高さから大人のコレクター層まで巻き込んだヒットとなっている。各メーカーが独自の強みを活かし、それぞれの対象年齢に最適化した商品を投入している点も興味深い。