サイゼリヤの間違い探しがスタートしたのは2005年のことです。導入された本来の狙いは、料理がテーブルに運ばれてくるまでの約10〜15分間、子供が退屈せずに過ごせるようにすること、そして「親子の自然なコミュニケーションを生み出すこと」でした。
当初から一貫してイラストを手掛けているサイゼ間違い探しイラスト作者は、兵庫県神戸市を拠点に活動する人気イラストレーター・絵本作家の山崎秀昭氏(the rocket gold star)です。温かみのある動物キャラクターとどこかコミカルな世界観が特徴ですが、その親しみやすい絵柄とは裏腹に、仕掛けられた謎は極めて凶悪な精度を誇ります。
子供向けメニューの裏に掲載されていながら、大人が本気にならざるを得ないレベルに設定された背景には、「大人がすぐに解けてしまっては親子の会話が続かない。家族みんなで知恵を出し合って探す時間そのものを楽しんでほしい」というサイゼリヤ側の明確なエンタメ哲学が息づいています。