都立国際高校の入学者選抜は、複線化された極めて専門性の高い募集枠によって構成されています。志望校選定にあたっては、各枠の選考特性と最新の倍率推移を正確に把握しておく必要があります。
入試実態として最も注視すべきは、一般入試における英語の自校作成問題です。都立の進学指導特別推進校として英語のみ独自作成問題が導入されており、配点は通常の2倍となる200点満点へと傾斜されます。長大な英文を正確に読み解く速読即解力はもちろん、自身の論理を破綻なく展開する記述力が求められるため、一般的な公立入試対策だけでは歯が立ちません。
推薦入試やIBコース選抜において合否の分水嶺となるのが、都立国際高校の英語面接対策です。ネイティブ教員や国際教育担当官による個別面接では、単なる志望動機にとどまらず、「異文化摩擦が生じた際にどのようなアプローチで合意形成を図るか」「持続可能な開発目標(SDGs)に関連する国際問題に対する自身の解決策」といった、抽象度の高い問いが投げかけられます。定型文の丸暗記は瞬時に見抜かれ、その場での即興的な論理展開力と対話姿勢が厳格に評価されます。