シリコンゴムやヘアピンを1本も使わず、U字かんざし単体で夜会巻きやシニヨンを完璧にロックする手順を解説します。手の動かし方を一度体で覚えてしまえば、所要時間はわずか15秒足らずです。
まず、まとめたい髪を手ぐしで後頭部に集め、毛先までしっかりと強めにねじり上げます。このとき、ねじりのテンション(引っ張り具合)を緩めないことが仕上がりの耐久性を左右します。
続いて、かんざしの持ち方です。かんざしのカーブが外側(凸面が上)を向くように持ち、ねじり上げた毛束の「右端(または折り返しの頂点)」に対して、かんざしの先端を斜め45度の角度から毛束表面の毛を2〜3割ほどすくうように差し込みます。
ここからが最大のキモとなる「反転ロック」です。毛束の表面をすくったかんざしを起こし、足の先端が頭皮に軽く触れるまで垂直に立てます。頭皮の感触を確かめたら、かんざしのカーブを地肌に沿わせるように反対側へ180度グッと倒し込みます。
倒し込んだ状態のまま、頭皮を滑らせるように毛束の奥深く、ねじれの中心に向かって真っ直ぐ水平に押し込みます。この瞬間、手元に「ググッ」という手応えのある抵抗感があれば、内部で毛束とアンカー毛が完璧に噛み合っています。毛先が余る場合は、あらかじめねじった毛束の内側に折り込んでからかんざしを差し込むことで、ピン不要のミニマルなシルエットが完成します。