幅広い世代にその魅力を浸透させた契機として、日本放送協会(NHK)の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』での好演は記憶に新しい。雉子島家の母・美都里役で見せた情愛と厳しさは、視聴者の胸を強く打った。テレビドラマの枠組みの中でも、彼女の持つリアリティは物語に確かな厚みを与えている。
一方で、トークバラエティ『セブンルール』などで見せたスタジオトークの切れ味も忘れがたい。他人の生き方に寄り添いながらも決して過度な干渉はせず、酸いも甘いも噛み分けた大人の視点から発せられる一言。バラエティ番組で見せるそのフラットな人間観こそが、同世代だけでなく若いZ世代の女性たちからも絶大なリスペクトを集める理由だ。